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帰りを急ぐ
優しい君の背中のために
ひとつのさりげない歌が要る

夕暮れ
一冊の小説を買う君は
こんなにも孤独だ

夜の食卓を思うとき
君の口元に曖昧な微笑が浮かぶ

しかし
バス乗り場の雑踏は
知らず知らずに君をうつむかせる

広げられる新聞の音や
咳や溜め息の中
願いは叶えられずに影を潜め
期待は裏切られて
心の淵へ沈んでしまう

そんな
日々の魂の傷を癒すために
ひとつのさりげない歌が要る

ふと耳元をかすめて通り過ぎる
春風のような子守唄が要る
置き去りにしたもの 2012/09/25(火) 13:08 編集 削除
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