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遠い日に
薔薇の花は捨てた
20才のままのあの娘
21のあいつ
何年も過ぎたのに
そして
これから何年過ぎ去っても・・・
二人は
結ばれたか
行けるはずのない空で
砂塵 2012/09/25(火) 14:34 編集 削除
マハ・クリシュナの
赤ペンキの椅子で
ギターを弾いていたのが私
砂塵 2012/09/25(火) 14:32 編集 削除
白日の痛みは忘れなさいと
夜風が言う
夜の幻影は忘れなさいと
青空が言う
俺は夜と昼の狭間で海を見る
おまえは海に似てるし薔薇にも似てる
砂塵 2012/09/25(火) 14:31 編集 削除
いい夜ねと
彼女は言う
そうだなと
俺は言う

ここには何度も来たわと
彼女は言う
そうだなと
俺は言う

満月は波を照らしている
砂塵 2012/09/25(火) 14:30 編集 削除
船員は港の酒場で
怪しげな煙を吐いている
あんたが行っちまうのはもうすぐねと
日常の襟元を直しながら
女の一言
ほほに散り掛かる涙を
ベナレスの夕日が茜色に染める
砂塵 2012/09/25(火) 14:29 編集 削除
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